第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会・初日

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 フルコンタクト空手界初の国内連盟となるJFKOを設立して、5年。2020年のフルコン世界大会へ向けて節目となる今年は、第1回国際大会をエディオンアリーナ大阪で開催し、世界23の国と地域から96名の海外選手を含めて史上最多となる502名が参加した。全日本大会の第1回から第4回大会のチャンピオンを軸に、各階級で行なわれた熾烈なサバイバルマッチを中心に大会初日の模様をお届けする。

【男子軽量級】
四回戦_秋元
125名参加の男子軽量級は、最終延長までもつれる試合が多く、最後まで熱戦が続いた。昨年の全日本王者の秋元皓貴(七州会)は、安定感のある闘いで最後に白蓮会館の福地将人を下して準々決勝進出を決めた。第2回大会王者の岡﨑陽孝(新極真会千葉南支部)は、無限勇進会の大野篤貴を最終延長で破って二日目に進んだ。頂点を狙う寺崎昇龍(士衛塾)は、竹原慎之亮から延長勝ちを収めて初日突破。優勝候補の一角となっていたドミトリー・モイセイエフは押しの反則をとられてしまい、三回戦敗退。初代全日本王者の大石航輝(芦原会館)は最終延長2-3で多田耀成に敗北。また技有り、一本勝ちで初日を突破した河瀬惇志(新極真会佐賀筑後支部)が、会場を盛り上げた。

【男子中量級】
福地勇人四回戦 IIHP6799
男子中量級は、前年王者の福地勇人(白蓮会館)と全日本大会3連覇の前田優輝(新極真会和歌山支部)が中心となった。福地は三回戦の渋谷怜と対戦して上段廻し蹴りで技有りを奪って快勝。前田は二回戦を合わせ一本勝ち、三回戦では胴廻し回転蹴りで技有りを奪い、揃って二日目に進んだ。昨年の全日本大会ファイナリストの緑武士(新極真会福岡支部)は、澤穂高(新極真会東京城南川崎支部)に判定負けを喫した。ハサイ・マゴメドフは順当に勝ち残り。マキシム・スモリャコフは緑強志(新極真会福岡支部)に判定負け。河瀬俊作(新極真会佐賀筑後支部)は鳥原隆司(新極真会宮崎中央道場)と準々決勝を争い、注意2回の減点に泣いた。安廣道場の安廣一哉は初戦敗退。勢いがあったのは、後迫龍輝(新極真会大阪神戸湾岸支部)。星和会館の大石智也を下して二日目に残った。

【男子軽重量級】
前田-賀数
男子軽重量級は、新極真会の前田勝汰と加藤大喜が絶好調。前田は準々決勝で賀数拓海(新極真会東京東支部)を破り、二日目へ進出。加藤は後ろ蹴りの一本勝ちを含めて、安定した組手で王座奪回を目指して勝ち進んだ。また新極真会の第6回全世界ウエイト制中量級王者のサラハト・ハサノフは階級を上げてのエントリーとなったが、中段突き、後ろ廻し蹴りで一本勝ち奪っての快進撃が続いている。島本一二三(新極真会広島支部)も、アルテム・セメノフ、ヴィタウタス・セプラを破り、勝ち残った。昨年の全日本王者の森田奈男樹(宮本道場)は、江口雄智(新極真会福岡支部)に判定負け。極真会館中村道場の亀井元気、空手道MACの後藤優太が台風の目になりそうだ。

【男子重量級】
島本-重松
男子重量級は、新極真会の島本雄二と入来建武が順当に勝ち進む。二人とも安定した組手をしているため、決勝での対戦が現実を帯びてきた。2強が安定した実力を発揮する中で、シードに入った二人がまさかの敗退を喫した。まず前年の全日本王者の山口翔大(白蓮会館)が、準々決勝で山本和也(新極真会東京東支部)と対戦。上段ヒザ蹴りで技有りを奪われた直後、トリッキーな足技を繰り出した時に腕を負傷して敗退が決まる。ナザール・ナシロフは亀山真(新極真会福岡支部)の突き連打の前に本戦負けを喫した。海外勢は、マシエ・マズール、エドガー・セシンスキー、イリヤ・ヤコブレフが勝ち進み、国際大会らしい展開になっている。

【女子軽量級】
菊川-小嶋
女子軽量級は、菊川結衣(芦原会館)がJFKO女子軽量級3連覇にプラスして国際大会初代女王を目指して好発進。新極真会の小嶋夏鈴を破り、ベスト4進出を決めた。新極真会の第6回全世界ウエイト制軽量級女王の将口美希は、苦しみながらも七州会の成田華を下して準決勝へ進んだ。新極真会の竹谷彩佑は三回戦敗退、手島海咲は初戦で聖武会館の川下楓夏に敗北を喫した。ベスト4に残ったのは、菊川、将口に加えて、成田麗(七州会)、水谷恋(久保田道場)となった。

【女子中量級】
南原朱里準々決勝 IIHP2449
女子中量級は、第1・3回全日本女王の加藤小也香(新極真会愛知山本道場)が不戦敗となる番狂わせからスタートした。そんな中で、第2回全日本女王の南原朱里(新極真会福岡支部)は得意の突きに蹴り技が加わり、好調の滑り出しで初日を突破。前回の全日本女王の富野真麻(飛心会)も順当に勝ち進み、ベスト4に入った。加藤が不在になったことで混沌としたブロックは、空研塾の吉村佳、桜塾の岡田葵がそれぞれ勝ち上がり、波乱を含んだまま二日目を迎える。

【女子軽重量級】
荒木-神谷
女子軽重量級は、4つのシード選手が一人しか残れないという大波乱の結果となった。優勝候補筆頭と見られていた新極真会福岡支部の荒木千咲が、準決勝で神谷塾の神谷優良に本戦4-0で敗退。大きなアクシデントはなかったように見えたが、やや動きが硬かったのかもしれない。また成心會福岡支部の久原沙姫は、新極真会東京城南川崎支部の目代結菜に敗北。イオアンナ・ベリフも聖武会館の岡﨑絹果に敗北し、3つのシードが消えた。残りの一つは木村敬代(武立会館)が石原凛々を下して勝ち上がった。

【女子重量級】
久保田-長谷川
女子重量級は、マルタ・ルボスが準々決勝で横山紀子(新極真会東京城南川崎支部)に敗退、新極真会福岡支部の藤原桃萌は野邑心菜(新極真会宮崎中央道場)に敗北を喫し、シード選手の敗退が決まった。その一方で、久保田道場の久保田千尋が好調で、さらにフィジカルを強化しているようだ。また新極真会和歌山支部の佐藤弥沙希も順当に勝ち上がり、初代国際大会女王へ向けて好発進を決めた。久保田、佐藤の2強争いか、それとも横山と野邑が割って入るか注目される。