後藤優太「誰よりも優勝に対する執念は負けていないと思います 」


誰もが認める実力を有しながら、ここ数年はあと一歩という状況が続いている。だが一本を取る嗅覚は健在で、圧倒的なオフェンス力は間違いなく世界トップクラス。一般部デビューの頃を彷彿とさせる爆発的な組手で、今年こそはJFKO初戴冠を成し遂げる。

―― 2 年連続準優勝という結果は、当然ながら納得できるものではないと思います。
「前回は最終ゼッケンを背負わせていただく中で優勝を目指している部分がありました。ですので、結果に関しては悔しいという気持ちしかありません」

―― 敗因を挙げるとすれば、どのあたりに なりますか。
「対戦相手云々ではなく、敗因は自分自身 の闘い方にあると思っています。JFKO の 後に出場した新極真会様の世界大会の時は 意識していたのですが、JFKO では相手選 手と比べて明確な差が見えない闘い方をし ていたと思います。自分からアグレッシブ に仕掛けて、先手で攻撃を打つことができ ていませんでした」

―― 「勝負に徹するあまり手堅い組手になっていた」というコメントもありました。
「力、スピード、技術とさまざまな要素がありますが、まずは自分の意識が甘かったのだと思います。抽象的な表現になってしまいますが、先手を取ることができない組手をしていても楽しくないと言いますか、『なぜ社会人になってからも空手と仕事を両立しているのか』ということを考えた時にわからなくなった部分がありました。やはり自分の持ち味は効かせて倒す組手ですので、JFKO以降は自分が納得する闘い方をしようという意識で試合に臨んでいます。 世界大会は結果は別として、意識の部分は悪くなかったと思います」

―― 葛藤もあったと思いますが、成長を感 じる1年でもあったのですね。
「成長できたと思いますし、自分としてはこれまでも成長できなかった年はないと思っています。もちろん結果というものが一番重視される部分だと思いますが、それを 経てどうすればいい結果を残せるかという ことを考えながら稽古を積み重ねてきまし た。ですので引き続きその精神状態を保ち ながら、JFKO に向けてフィジカルや打撃 の強化に努めてきました」

―― 効かせて倒すというシンプルかつ明確 なテーマを持っての大会になりますね。
「焦らずに最後まで自分の組手を徹底する、 ペースを握ることが重要になると思います。相手がいることですのでそれぞれの特徴に合わせて変えていかなければいけない部分 はあるのですが、大事なのは自分の組手を 貫き通すことだと思います」

―― 組合せや相手云々ではないと。
「トーナメント表を見ても特別、何かを感じることはなかったです。軽重量級から階級を上げた選手もいますが、無差別の全日本大会などで当たる可能性もあった選手ですので、そういう意味では特段サプライズではありませんでした」

―― 今年も優勝候補の筆頭格という評価は 変わりません。
「テーマは三度目の正直です。2年連続で準優勝に終わっていますので、誰よりも優勝に対する執念は負けていないと思います。」

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