目代結菜 「入賞ではなく軽重量級は私が獲って全階級制覇に貢献したい」

長らく3位の壁に跳ね返されてきた目代結菜が、前回大会で自身の殻を破ることに成功した。戦績を見てもわかるように、安定度では全選手の中でもトップクラス。適正階級で全日本大会を制し、幼少の頃からの夢である世界チャンピオンの称号を引き寄せる。
―― 4年後の新極真会世界大会に向けて大学を休学されましたが、今大会に向けて調整は順調に進みましたか。
「そうですね。結構な決断でしたが休学を認めてくれた両親には感謝しかないので、結果でその気持ちを示したいと思います」
―― 世界大会以降は、どのような調整を?
「距離を取らずに接近してしまうクセがあるので、そこの改善ですね。自分のリーチで闘いたいと思っているので、距離を修正しつつ技を増やしているところです。負けず嫌いなので前に出てしまうんですが、それが負ける要因になっていることもあるので、気持ちの部分をコントロールできるように意識しています」
―― 新極真会が7月に『空手Champion of Champions』という新たな世界大会を開催します。重量級の優勝者が代表の一枠をつかみますが、エントリーは軽重量級でした。
「出場したいという気持ちはありましたが、JFKOで一度も軽重量級を獲れていないというのが引っ掛かりました。まずは自分の階級で優勝して、その先のWFKO世界大会につなげたいという気持ちが勝ちました」
―― ただ女子は2枠空きがありますので、推薦で選抜される可能性もあると思います。
「だからこそ必ず優勝して、そこにつなげたいという思いがあります」
―― 第7回大会王者の久保田千尋選手が、今回も軽重量級にエントリーしています。
「世界大会で引退されるのかなと思っていたんですが、久保田選手がSNS で現役続行の書き込みをされていたので、それを見た時に『JFKO は軽重量級かな』と少し思っていました。なので名前を見た時も驚きはなかったです」
―― ブロックは違いますが、気になる存在だと思います。
「過去に2度負けている選手ですので、対戦することがあれば三度目の正直で必ずリベンジしたいと思っています」
―― ポイントになるのは、どのような部分でしょうか。
「対戦した時に思ったのは突きでも何でも絶対に同じ場所を打ってくるんです。一発で効かなかったとしても、蓄積させる技術がすごいので真正面では受けないということを徹底したいと思っています。そして久保田選手だけではなく網川(来夢)選手も世界大会で準優勝していますし、いろいろな面で対策が必要な選手です」
―― 今大会はWFKO世界大会の選抜戦でもあります。
「体重別の世界大会は2年前に重量級で出場しましたが、今回は軽重量級でタイトルを獲るという気持ちです。外国人選手に対する苦手意識はないので、しっかりJFKOで優勝して世界大会に臨みたいと思います」
―― 3月に新極真会が開催した強化合宿では主将を務められました。上の世代の引退もあり選手を引っ張る立場になりました。
「今までは先輩に前に出てもらって、そこに必死についていくという思いでがんばっていました。今回、主将という立場でやらせていただいて、あらためて偉大な存在だったという印象です。私は『声を出そう』とか言えるタイプではないんですが、そこは主将ということでがんばりました」
―― 前回大会で3位の壁を破り準優勝。目指すものは、あとひとつですね。
「入賞ではなく、軽重量級は私が獲って全階級制覇に貢献したいと思います」