後藤優太「こだわりの効かして倒す組手で初優勝を成し遂げたい」

── 今年は本命として最終ゼッケンを背負う立場となります。そのあたりの心境はいかがでしょうか。
「プレッシャーはとくに感じていません。ただ自分に課している課題、優勝という目標はもちろんですが、勝敗だけではなく試合内容にもこだわっていますので、その部分では気が引き締まるものがあります」

── 具体的には試合内容の、どの部分にこだわっていますか。
「やはり効かして倒す組手、という部分です。簡単なことではないですが、試合の中でしっかり表現したいと思います」

── 最近は一本、技有りも多いですし、その意味ではいい傾向ですね。
「少なからず結果も出始めていますので、今後も変わらず内容にもこだわりながら試合に臨みたいと思います」

── 大学時代とは生活リズムが一変したでしょうし、時間の確保も難しくなっていると思います。
「社会人になって稽古時間はかなり限られたものになっているのですが、忙しい中でも時間を見つけて集中した稽古ができていると思います。朝の出勤前だったり、そういう時間を有効活用して大会に臨むようになりました」

── 簡単なことではないですが、逆に成長度合いが加速している印象も受けます。
「出勤前にやっておかないと、なかなか稽古時間を確保できない状況ですが、社会人3年目を迎えてだいぶ生活リズムにも慣れてきました。6時に起きて6時半から7時半までウエイトトレーニング。それを平日に行なって、まとまった稽古は土日を利用してという感じです」

── 初優勝を目指す上で、稽古内容に変化を加えたものもありますか。
「どのような大会でもつねに優勝を目指してきましたので、これまでの大会と比べて何かを変えたということはありません。強いて言えば半年前の自分と比べて技の強度、スキルが上がっているかを日々確認しながら稽古するよう意識しています」

── 今年も各ブロックに強力なライバルが名を連ねています。
「初戦から本当にレベルが高く、気の抜けない試合ばかりという印象です。しかし、まだ一度も獲得していないJFKO のタイトルを獲るという強い思いで出場を決めましたので、効かして倒す組手で初優勝を成し遂げたいと思います」

── 同ブロックには新極真会の全日本大会で一番やりにくさを感じたという岡田侑己選手も入っています。
「今回も準々決勝で対戦する可能性がありますので、昨年末の経験をしっかり活かした闘いができればと思います。またCブロックの多田大祐選手、落合光星選手はすごく圧力があって力強い組手ですし、重松翔選手も技術レベルの高い選手です。本当に気が抜けません」

── 反対のブロックでは、やはり渡辺優作選手の名前が挙がるでしょうか。
「新極真会の全日本大会がアクシデントで終わってしまいましたので、決勝戦で対戦するようなことがあればしっかりと勝ち切りたいと思います」

── エントリーを回避した入来建武選手と対戦するまでは負けられないという気持ちもあるでしょうか。
「もちろん当たるまでは負けられないですし、入来選手と当たっても当然負けられません。また対戦することができるように、まずはJFKO の全日本大会で結果を残したいと思います」

── あらためて本命として臨む今大会に向けての決意をお願いします。
「簡単に勝ち上がれるとは思っていないですが一戦一戦、集中して闘って初優勝を勝ち取りたいと思います。そして今年10 月には新極真会の世界大会に出場させていただきますので、勢いをつけられるような内容を残せればと思っています」

所属:空手道MAC
第7 回JFKO 全日本大会重量級準優勝(2022年)
新極真会第54 回全日本大会準優勝(2022年)
第12・13 回JKJO 全日本大会一般男子重量級優勝(2020 〜2021年)

第8回全日本フルコンタクト空手道選手権大会
【開催日】5月20日(土)・21日(日)
【会場】エディオンアリーナ大阪
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