兄(将二郎)も復帰しますので、 兄妹で優勝目指してがんばります―藤原桃萌 ゼッケン103

――当初はWFKOに出場することになっていたと思いますが、延期になったことで今回のJFKOへのエントリーに切り替えましたね。
「コロナの関係で海外の選手が日本で試合をすることは難しいと思っていましたので、もしも延期になれば最初からJFKOへ出場するつもりでした。とくに大きな動揺もなく、すんなりと出場を決めました」

――今大会は、新世代が多く参戦してきているのが特徴です。
「気づいたら、下の世代が次々と出てきて驚きますね。15、16歳の選手もいますので、まったく気が抜けない状況です」

――15歳の鈴木未紘選手も注目を集めています。
「ドリームで活躍している頃から、ずっと見てきましたけど、一般部デビューでどこまで勝ち進むか注目しています」

――気になる存在ですか?
「そうですね。若い選手は一気に成長する時があると思いますので、気になりますね」

――藤原選手が一般部の全日本大会へ出てきた頃は、先輩が同じように脅威に思っていたかもしれませんね。
「そうなんですかね……。鈴木選手もそうですが、あとは16歳の渡辺小春選手も同様ですね。新極真会の体重無差別の第52回全日本大会では、野邑心菜選手に打ち勝って上がってきているので、伸びしろを感じます」

――ふたりが順当に勝ち進むと、準々決勝で対戦するんですよね。
「もしもふたりが対戦することになれば、内容と結果が気になりますね。準決勝で対戦する予定なので、どちらが勝ち上がってきてもいいように準備をしておきます」

――新極真会の全日本大会では準々決勝で水谷恋選手と対戦しましたが、本戦で2本の旗が藤原選手に上がる接戦でした。
「反省点ばかりです。残り1分でラッシュをかけるイメージで闘ったのですが、前半の1分は内股蹴りで崩される場面や突きをもらうこともあって、相手のペースになってしまいました。延長は焦りがあったのか、体が動かなくなりました。闘いながら、動けない自分が情けなく悔しかったです。稽古不足を痛感しました」

――課題のスタミナを克服するために、かなり稽古を積んできたと聞きました。
「自分の中では、追い込んでやったつもりでいましたが、まだまだ足りなかったです。悔いを残さないように、今大会へ向けてかなり稽古で追い込んできました」

――スタミナをつけることと、他にテーマはありますか?
「受けの技術の向上ですね。これまでは自分の攻撃を当てることばかりを考えていたため、受けが甘くなっていたと思います。受けを強化することでダメージを最小限に抑え、相手のバランスを崩すことも可能です。試合を優位に進めるためにも、積極的に受けの技術に取り組んできました」

――攻撃面については、何か改善した点はありますか。
「緑(健児)師範からご指導をいただき、突きを修正しました。最近は突きがコンパクトになり過ぎていた影響か、腕が少し縮こまっていたように思います。しっかりと重心を落として拳に体重を乗せて、ヒジから先を伸ばすように修正しました」

――今大会は新極真会の全日本大会で優勝した久保田千尋選手が出場していませんが、抱負をお願いします。
「久保田選手には新極真会の全日本を連覇されてしまったので本当に悔しかったのですが、軽量級のスピードにも対応していましたので、チャンピオンとして手本になるような組手でした。彼女の強さを真摯に受け止めて、もっと稽古して強くなろうと刺激をもらっています。もう悔しい思いはしたくないので、悔いの残らない闘いをして、今大会で結果を残します。兄(将二郎)も復帰しますので、兄妹でがんばります」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

大会情報ページはこちらから↓↓



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

Follow me!