ここで結果を残して、チャンピオン として久保田選手と闘いたいです―野邑心菜 ゼッケン89

――この春に宮崎から上京し、日体大に編入されたそうですね。
「はい。座学はリモートで、実技の授業だけ大学に行っています。将来は体育の先生になりたいので、家族や鳥原(澄人)先生と相談して東京に行くことになりました」

――世田谷・杉並支部を選んだ理由は?
「学校が世田谷区で道場と近かったというのもありますし、世界を目指す上で塚本(徳臣)師範のもとで勉強したいと思ったので、移籍を決意しました。宮崎中央道場は常設道場がないのでサンドバッグを叩く機会もあまりなかったんですけど、塚本道場では毎日サンドバッグを叩いています。突きは去年の全日本大会で負けた原因でもありますし、自分の得意技でもあるので、今大会に向けて強化してきました」

――話にも出ましたが、昨年11月に行なわれた新極真会第52回全日本大会では、初戦で渡辺小春選手に敗北を喫しました。
「胸を突こうとして体が浮いたところに攻撃をもらって、下げられてしまいました。他流派の選手は近い距離が得意なタイプが多いので、その距離に持っていかせないことと、下げられないようにするためには今までと同じことをしていてもダメなので、下突きを徹底的に強化してきました」

――全日本の敗北を引きずることはなかったですか。
「逆に、また一からスタートだという気持ちになりました。宮崎中央道場所属としては最後の大会だとわかっていたので、支えていただいた鳥原先生や先輩方、保護者のみなさんに恩返しができず申し訳ない気持ちだったんですけど、JFKOで結果を残すしかないと切り替えて取り組んできました」

――昨年は新型コロナウイルスの自粛期間もあり、思うような稽古ができないといった苦労があったのではないかと思います。
「宮崎中央道場は体育館や公民館を借りて稽古をしているんですけど、自粛期間は全部閉鎖されてしまったので、稽古がある曜日にみんなで集まって公園で基本稽古をしたり、走ったりしていました。あれだけの期間、道着を着ないというのは初めての経験だったので、自粛期間が明けて道着を着られた時はとてもうれしかったのを覚えています。空手をできることは当たり前ではないんだなと感じました」

――現在は毎週、関東の新極真会強豪選手が集まる強化稽古にも参加していますね。
「毎週、全日本クラスの女子選手と組手ができるのはすごくためになりますし、刺激をもらいながらやっています」

――今大会の女子重量級の印象は?
「久保田千尋選手がいないので、絶対に優勝しなければいけないとトーナメント表を見て思いました。反対側のブロックには藤原桃萌選手や渡辺小春選手や鈴木未紘選手といった名のある選手がいるので、必ず決勝まで勝ち上がって、どの選手が上がってきても勝てるようにしたいです」

――新極真会のカラテドリームフェスティバルを通算9度制している鈴木選手とは、関東強化稽古で拳を交えていますね。
「鈴木選手はJFKO初出場ですけど、稽古でパワーや強さを実感しているので、これから確実に上がってくる選手だと思います」

――昨年の新極真会第52回全日本大会は、久保田選手に優勝を許しました。今回は組織としても巻き返したいところですね。
「新極真会が最強でなければいけないと思っているんですけど、JFKOでも全日本でも最近は他流派選手に押されているので、今回こそはという気持ちが大きいです。個人的にもここで絶対に結果を残して、次の全日本大会ではJFKOチャンピオンとして久保田選手と闘いたいです」

――これまで、JFKO大会では3位入賞が3回あります。ベスト4の壁を破るためには何が必要だと思いますか。
「負けている試合は顔面殴打などの注意を取られることが多かったので、落ち着いて組手をすることを心がけていきます」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

大会情報ページはこちらから↓↓



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

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