魚本尚久真「JFKOの男子軽量級で初の3連覇を目指したい」

── 3連覇を目指す大会になりますが、この1年で何か変化はありましたか。
「私生活も含めた部分で言えば、魚本流のおかげでボディーメーカーさんがスポンサーについてくださいました。稽古をする上でも大きなモチベーションになりましたし、大会でもいい結果を残さないとダメだと強く思いました」

── 今年も力のある選手が多くエントリーしています。ポイントは、どのあたりになりそうですか。
「前回大会の試合後にも話しましたが、接近戦の闘い方に課題が残ったので、そこを考えながら仕上げてきました。そのへんがポイントのひとつになると思います」

── 前回にも増して全選手から徹底的にマークされる立場になりますが、そのあたりはいかがでしょうか。
「自分の中でもマークされているのは感じますし、実際に雑誌の中でも紅谷(凱)選手が僕の名前を出してくれていました。そういうところからも周囲からのマークを感じます。でも相手の考える対策のさらに上の対策をする、というのがポイントでもあったので、そこはあまり意識していないかもしれません」

── 対策は万全のようですね。
「ただ試合では何が起こるかわからないですし事前の対策が活きるかわからないので、対策は考えましたけどあまりそこに固執するつもりはありません」

── 徹底マークを受けるプレッシャーは決して小さくないと思いますが、そこはだいぶ慣れましたか。
「そこに関しては慣れることはないですね。でもプレッシャーにはなりますが、それと同じくらいモチベーションにもなっています。その意味ではプラスになっている部分も多いかもしれません」

── 昨年はどのようにして、そのプレッシャーを乗り越えましたか。
「稽古や試合のたびに感じる反省点をそのままにせず、すぐに改善して次に活かすようにしていました。その都度修正しながら連覇を目指すという部分は、今年も何も変わりません。連覇というものが3 連覇に変わるだけなので、気持ちの中で何か変わるということはないですね」

── 今年も一本をつねに狙う姿勢は崩しませんか。
「もちろん上段以外の技もトータルで強化していますが、やはり上段廻し蹴りでの一本というものに僕自身、魅力を感じていますので、そこはつねに狙いながら闘いたいと思っています」

── ただ勝つだけではなく、まわりの目線も意識されているのでしょうか。
「試合のハイライトとかを見ても使用される映像は上段廻し蹴りが多いですし、そういった面でも魅力を感じます。空手をアピールする立場の一人として、その素晴らしさをアピールしていきたいです」

── マークする選手を挙げるとすれば誰になるでしょうか。
「あえて挙げるとすれば澤井(天心)選手と紅谷選手、軽中量級から落としてくる福地(将人)選手とかも気になります。でも誰をマークすると言うよりは一戦一戦を大切に闘うという気持ちですし、全員をマークしているという感じです」

── 紅谷選手だけではなく、澤井選手も魚本選手の名前を挙げていました。
「たしかに2大会連続で対戦していますからね。でも澤井選手に限らず、みんな強くなっていますので誰と対戦することになっても集中して臨むだけだと思っています」

── では、あらためて3 連覇に向けての意気込みをお願いします。
「まわりから『期待しているよ』とか、いろいろ言っていただくので、その期待に応えたいです。男子の軽量級ではまだ2連覇というのが最長で3連覇を達成した選手がいませんので、JFKO の男子軽量級で初の3連覇を目指したいと思います」

所属:魚本流空手拳法連盟
第6・7 回JFKO 全日本大会軽量級優勝(2021~ 2022年)
KWF 第5 回世界カラテグランプリ2018 軽量級優勝(2018 年)
JAPAN KARATE CLASSIC2021 軽量級準優勝(2021年)

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