目代結菜「今年は勝負の年なので、必ず優勝という結果を残したい」

── 直近の大会は新極真会の第54回全日本大会となりますが、敢闘賞を受賞したとはいえ準々決勝で野邑心菜選手に延長で惜敗。久々に入賞を逃すという結果となってしまいました。
「あと一歩のところで入賞に届かなくて、悔しいという気持ちとともにショックじゃないですけど、それに似た思いもありました。いつもは悔しいという気持ちだけなんですけど、勝負の年を翌年に控える中で、よりショックが大きかったです」

── 試合中はいつもと変わらないようにも見えました。
「全日本大会は勝ちたいという思いが強すぎて、試合中に冷静になる瞬間がありませんでした。あらためて振り返ると、もっとできることがあったと思います。気持ちが前のめりになりすぎて相手のどこに隙があるか、ガードが空いているか、そういうものが入ってこなかった感じがします」

── 気持ちが前のめりになりすぎた要因は、どこにあったと思いますか。
「その前の年の全日本大会で初めてベスト4に入ったので、その成績を超えないといけないという思いが強すぎたのかもしれません。世界大会の選抜戦というものもありましたけど、それよりも去年の自分を超えないと、というのがプレッシャーになっていたと思います」

── JFKO全日本大会は2 大会連続で3位。シチュエーションとしては、今回もやや似た部分があります。
「そこはあまり意識せず気持ちだけが前に行かないように、ほどよく気持ちを保てるようにしたいです」

── 今大会は対抗のシード枠に配置されました。
「勢いのある吉田優輝選手もいますし、今年も気の抜けないトーナメントになると思っています」

── 吉田選手は前回大会の中量級王者ですが、今年は軽重量級でのエントリーとなりました。
「中量級のチャンピオンですし、吉田選手が自分の位置に入るのかなと思っていました。昔から個人的にすごく注目していた選手ですし、すごく勢いのある選手なので対戦することがあれば勢いに飲み込まれないようにしたいです。つねに圧力をかけてると思いますが、勝ちたいという思いだけではなく冷静さも持ち合わせながら闘いたいと思います」

── 前回大会王者の久保田千尋選手は出場を回避。鈴木未紘選手が最終シードに入りました。
「全日本大会もそうですが、純粋に強いなという印象です。新極真会の関東強化稽古で手を合わせた時も強いと感じていますし、そんな選手と毎週稽古できる環境があるのはありがたいと思っています。体の強さも感じますし、ひたすら技を出したり圧力をかけ続けられるので、そこが強みになっていると思います」

── 名前が出た選手以外でも、木村敬代選手など強豪選手が名を連ねています。
「初戦から気が抜けないですよね。ただ今回は冷静さがポイントになると思っているので、あまり試合以外のことを意識しすぎないようにしようと思っています」

── 3位の壁を超えるには何が必要になってくるでしょうか。
「心は燃やしつつ頭は冷静に、というのがカギになると思います。6歳から空手を始めて、今ほど強くではないとしても小学3年生くらいから新極真会の世界大会に出場したいと思っていました。その権利をつかんでいないという焦りもあるんですが、その思いを抑えつつJFKO でしっかり結果を残して出場権をつかみたいと思います」

── いつにも増して重要な大会になりそうですね。
「先ほども言いましたが今年が勝負の年だと思っているので、必ず優勝という結果を残したいですね」

所属:新極真会 東京城南川崎支部

第1 回JFKO 国際大会軽重量級3 位(2018年)
第6・7 回JFKO 全日本大会軽重量級3 位(2021 ~ 2022年)
第1 回アジアフルコンタクト大会軽重量級優勝(2019年)
新極真会第7回全世界ウエイト制大会重量級3位(2022年)
新極真会第53 回全日本大会4 位(2021年)

第8回全日本フルコンタクト空手道選手権大会
【開催日】5月20日(土)・21日(日)
【会場】エディオンアリーナ大阪
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