第4回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会

3月9日、武蔵野の森総合スポーツプラザにて、第4回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO青少年大会)が開催されました。今大会には、全国から幼年から高校生までの精鋭1,289名が集結し、各階級でフルコン日本一の座を競い合いました。
本記事では、流派・団体の垣根を越えた日本一決定戦の模様をお届けします。

開会式

開会式では、前回大会優勝者であり、今大会の高校生女子重量級に出場する戸川夕渚(淑徳巣鴨空手道部)が選手宣誓を務めました。その後、幼年から小学3年生までの1G(グループ)がスタート。

小学3年生女子重量級

3連覇中の奥村亜瑠真(極真会館 中崎道場)は順調に決勝進出。決勝では森本千愛(新極真会 福岡支部)と対戦し、本戦は1-1と決着がつかず、迎えた延長。上段横蹴りを連打する奥村と距離を詰める森本という構図になり、奥村が3-2で勝利し4連覇を達成しました。

小学2年生男子中量級・小学1年生女子重量級

小学2年生男子中量級の玉浦海輝(新極真会 福岡支部)は決勝で同門の佐藤珀と対戦し、下突きとヒザの手数で優勢となり、本戦4-0で3連覇を達成。

小学1年生女子重量級の河野恋珂(新極真会 福岡支部)と、小学2年生男子重量級の中山舷宝(新極真会 福岡支部)も連覇を果たしました。

小学4年生~6年生の試合結果

小学4年生から6年生の2Gでは、大会3連覇中の桑野寧(修彗会)、2連覇中の滝本恵介(極真拳武會 さいたま浦和支部)、長谷川陽祐(極真拳武會 さいたま浦和支部)らがファイナル進出を阻まれるという大波乱が発生しました。

一方、以下の選手が各階級で連覇を達成しました。
小学4年生男子中量級に出場した工藤丈誠(新極真会 福岡支部)は、決勝で山口尊正(新極真会 東京江戸川支部)と対戦。突きの手数で上回った工藤は本戦4-0で連覇を達成するとともに、3度目となる優勝を飾りました。

その他、小学5年生男子軽量級を制した小林樹生(新極真会 福岡支部)、小学5年生男子中量級を制した小江凜太郎(新極真会 福岡支部)、小学6年生女子軽量級を制した高着心海(誠武塾)が昨年に続いて大会連覇を成し遂げました。

中学生・高校生の試合結果

3G(中学生・高校生)の試合では、4名の選手が4連覇の偉業を達成しました。
中学1年生男子中量級に出場した岡本東真(極真拳武會さいたま浦和支部)は、決勝で米田壮志(新極真会 佐賀筑後支部)と激突。突きとヒザの手数で優位に立ち、延長4-1で4連覇を達成しました。

中学3年生男子中量級の祖父江海斗(清凛館)は決勝で横島玄武(新極真会 福岡支部)を下し、こちらも4連覇を達成しました。

中学3年生男子重量級に出場した村田哲成(新極真会 福岡支部)は、決勝で内田全祇(久保田道場)と対峙。突きと下段蹴りの打ち合いの最中、村田が一瞬の隙を突いた上段前蹴りで技有りを奪取。続けざまに村田の三日月蹴りが内田のボディをとらえ一本を取り、完勝で4連覇を飾りました。

高校生男子軽重量級の丸茂雄太(七州会)は、森絢二郎(森道場)とファイナルで激突。互角の打ち合いが展開されましたが、森に押し2回の反則で注意2が宣告され、丸茂が本戦5-0で勝利。こちらも4連覇を達成しました。

中学2年生女子重量級では、鈴木成実(新極真会 厚木・赤羽支部)と緑絢音(新極真会 福岡支部)のライバル決勝が実現。延長の手数でやや上回った鈴木が5-0の判定で緑を下し、3連覇を果たしました。

高校生女子重量級は、岩口紗藍(清凛館)が決勝で激突した大塚未夢(新極真会 徳島北東あわじ支部)に対し、下突きの連打で優勢となり本戦5-0で勝利。3連覇を成し遂げた。

その他、中学1年生男子軽量級の鷲見琉斗(桜塾)、中学2年生男子重量級の中西啓太(世界闘英館空手道)、中学2年生女子軽量級の近藤麗愛(成心會)、中学3年生男子軽量級の小嶋隼飛(谷岡道場)、高校生男子中量級の田淵海(七州会)が連覇を達成しました。

日本代表選手の紹介

昼休憩中には、5月31日~6月1日に開催される第1回世界大会の日本代表選手(来場した29名)が紹介されました。男子重量級の多田成慶(新極真会 福岡支部)と女子重量級の鈴木未紘(新極真会 厚木・赤羽支部)が代表として意気込みを語りました。
多田成慶:「日本が王座を死守できるように、残りの期間がんばります。有明アリーナで応援をお願いします。」
鈴木未紘:「しっかり準備をし、日本が全階級制覇できるようにがんばります。応援の声が力になりますので、ぜひ会場で応援をお願いします。」



第4回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興くじ助成事業です。

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