稽古は平日5時間。土曜日8時間。 道場が家みたいになっています―水谷恋 ゼッケン32

――今大会は第1シードに入りましたね。
「この階級の最終番号は、いつもより緊張しますが、調整はうまくできたので、守りに入らずに圧勝する試合を心がけます」

――圧勝ですか?
「はい。誰が見ても勝ちだと思えるような試合をしたいです。自分が手応えのある攻撃を入れたと思っても、周囲に伝わらなければ勝負に勝てないこともありますので、圧勝を目標にしています」

――女子軽量級は接近戦での打ち合いが多く、あまり差が出ない傾向がありますので、たしかに文句なしの試合が理想ですね。
「トップ選手同士の試合になると、なかなか決定的な場面をつくりにくいのは事実ですが、最後まであきらめずに狙っていく姿勢が大切だと思っています」

――今回は、前回大会チャンピオンの菊川結衣選手が出場していませんが、ライバル争いをしている立場から見て、どんな心境なのでしょうか?
「対戦したかった思いもありますが、出場していないということで、自分が優勝する意識はより強くなっています」

――対抗には手島海咲選手の名前が挙がっています。彼女は、どう評価していますか?
「手数、足数が多く、動きも速く攻撃が当たりにくいイメージがあります。決勝で対戦することを想定して、どうやって攻撃を当てることができるか稽古してきました」

――同じブロックには、新極真会軽量級世界チャンピオンの将口美希選手がいます。
「彼女とは一度、対戦したことがありますが、技が的確で、一発一発が重いイメージがあります。自分のペースで攻めて、相手の攻撃をもらわないようにします」

――女子軽量級は、彼女たちの他にも10代の新勢力が多いです。
「ジュニア上がりの選手が多いので、体力で負けないように準備をしてきました」

――水谷選手からは揺るぎない自信を感じますが、それを支えているのは一体、何なのでしょうか?
「稽古量です。これだけは、出場選手の誰にも負けないと思っています」

――具合的には、どのくらい稽古をしているんですか?
「時間ですか?」

――内容も知りたいところですが、時間で比較するほうがわかりやすいです。
「平日だと5時間。土曜日は、8時間くらいです」

――8時間ですか!?
「はい。道場が家みたいになっています」

――1日の3分の1を稽古にあてるなんて、尋常ではありません。もちろん、ウエイトトレーニングとか補強も含めてですよね?
「そうですね。(久保田)千尋先輩も、そのくらいはやっているので、自分の中では普通だと思っています」

――久保田選手の影響が大きいんですね。
「目の前で稽古をしている姿を見てきていますし、中学の時に千尋先輩の遠征についていったことがあったんですけど、全国だけではなく世界の舞台で闘っていて、本当にすごくて目標にさせていただいています。千尋先輩は追い込んでいる時でも、周囲に対して気配りができて、自分に足りないところを痛感することが多いです」

――理想の先輩ですね。彼女は無差別のチャンピオンでもありますから、組手稽古で自信がついているのではないですか?
「それは大きいですね。組手稽古で崩されてばかりいますが、千尋先輩よりパワーのある選手は軽量級にはいませんからね。疲れが溜まってくると技が雑になってくることが多いので、そこは千尋先輩からよく指導を受けています。後半、体力がきつくなってきても、技を正確に出せるように注意して闘います」

――なるほど。自信の裏付けがわかりました。あとは、優勝あるのみですね。
「足をすくわれないように油断することなく、全力を出し切ります」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

大会情報ページはこちらから↓↓



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

Follow me!