後悔を残さないようにすべてを 出し切って、試合を楽しみたい―加藤小也香 ゼッケン67

――第1回WFKO世界大会が延期となりました。今大会に出場する理由としては、何が挙げられますか。
「WFKOまでの試合間隔が空かないようにするとかは全然なくて、単純に試合に出たいと思ったからです」

――昨年も新極真会第52回全日本大会への出場を即決しましたし、コロナ禍においても非常にアグレッシブですね。
「昔は試合が好きでワクワクしていたんですけど、この数年はそれがなくなっていました。でも今は、早く試合がこないかなと自然に考えている自分がいます。一時はコロナで試合ができない状況になって、試合のありがたさと楽しさをすごく感じたのも大きかったと思います」

――本来であれば、昨年5月に行なわれるはずだったWFKO世界大会での引退も考えていたところから、コロナによって状況が変わってきています。
「今はまだWFKOが残っていることが、モチベーションになっています。いつまでも自分の好きなことばかりやっているわけにもいかないかなと思うんですけど、だからこそ、今しかできないと思うと余計にやりたくなるんですよね」

――昨年の第52回全日本大会は準決勝で久保田千尋選手に敗れたものの、新極真女子では唯一のベスト4入りをはたしました。
「初日はどこか受け身になっていたところがあったと思います。二日目は開き直って強気で臨んだら動けたので、もちろんまだ改善しなければいけない部分はあるんですけど、攻めの気持ちが大事だと感じました」

――精神面での気づきがあったと。
「どこかに不安があったんだと思います。何も考えずに闘えばいいのに、負けたらどうしようと考え出すと体が動かなくて」

――新極真会の全日本ウエイト制を連覇していた10代の頃は、なかった感覚ですか。
「なかったですね。あの時は負けたらどうしようなんて、全然思わなかったです。今思えば、第11回世界大会の前に足をケガして、不安を残したまま世界大会に出たあたりから狂い出したような気がしますね」

――メンタルはある種、一番改善するのが難しい部分と言えますね。
「そうですね。不安を残したまま試合に出るのは嫌なのでたくさん稽古をするんですけど、結果的にオーバーワークになってケガをしたり、疲れを溜めたまま試合に出て動けないこともありました。それで、去年の全日本の前くらいからは量より質の稽古に切り替えたんです。あとは、ちゃんと自分を知ることですね。自分がどういう場面が得意でどういう場面が苦手かとか。それをわかっていたら試合中も焦らないですし、自分を知ることが大事だなと思いました」

――今大会の女子中量級のメンバーはどんな印象ですか。
「10代の選手が多いなと思いました。初出場の選手もけっこういるので、可能な範囲で動画を見て研究してきました。トーナメントで自分と近いところにいる選手はとくに、ですね。でも正直、今回は誰が勝ち上がってくるか想像ができないですね」

――あらかじめ戦略は立てていきますか。
「一応、こう闘おうかなというのは頭にあるんですけど、相手も私の対策をしてくると思いますし、作戦がハマるかどうかはわからないので、固執しすぎないようにしようと思っています」

――WFKO世界大会の日本代表としてJFKOに臨む重圧はありますか。
「まったくないですね。心底、楽しみしかありません。いろいろな強い選手と闘って優勝したいです」

――第1・3・5回JFKO全日本大会に続き、4度目の制覇がかかっています。第2・4回大会には出場していないため、JFKO全日本ではまだ負けていません。
「今回も優勝しか見ていないですけど、後悔を残さないようにすべてを出し切って、試合を楽しみたいと思います」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

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第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

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