相手の年齢は気にしていません。 やる気の問題だと思っています―木村敬代 ゼッケン68

――今大会は、王座を奪い返すことがテーマになるのでしょうか?
「そうですね。前回大会チャンピオンの浅古選手が出場していますので、決勝で対戦することになれば、彼女に勝って優勝したいです。私は、いま30歳。知らない間に出場選手の中で上のほうの年齢になってしまい、気負いとかはないんですが、まだまだ、がんばりますというところです」

――若い選手が多くなってきている現状で、何か変化はありますか?
「稽古を休まずにずっと続けてきていますので、とくに意識することはないですね。ケガとの付き合い方や追い込む時のバランスのとり方、ケアについては意識していますが、相手の年齢とかは気にしていません。それよりも大切なのは、気持ち……、やる気の問題だと思っています」

――空手を続けたい、試合に勝ちたいという気持ちですか。
「はい。それがあるから、ここまで続けているわけで、好きだからできるんだと思います。若い頃は、何も考えないで試合をしてきましたが、最近はそういうことを思います。気持ちの浮き沈みはありますが、やれる限りは挑戦していきたいですね」

――木村選手と対戦した相手は、「技が的確で、つねに急所を攻撃される」と印象を答えていました。組手は手数よりも、技の正確さを重視しているのでしょうか。
「昔から技を効かせて勝ちたいと思って闘っています。女子の試合は近い間合いで打ち合う攻防が多いのですが、手数で勝つのではなく、効かせて勝ちたいですね。でも、技を狙ってばかりいても勝てないので、手数でも負けないようにバランスを取るようにしています」

――効かせて勝つのは、一本や技有りなどにつながり、差がつきやすい試合になりますね。見ていても勝敗がわかりやすいです。
「ちゃんとした技を打つようにと、(武立会館・渡邊将士館長)先生から教わってきたことが影響しているのかもしれません。的確に打つ、打ち合いの組み立て方を考える、それを最優先でやってきました。グチャグチャになる組手は好きではないですね」

――一時は、重量級に階級を上げて挑戦していましたが、軽重量級に戻しました。
「チャレンジのひとつとして重量級で試合をしてみましたが、適応できると思っていましたが実際には難しかったですね。軽重量級が合うことが、よくわかりました」

――軽重量級は、パワーとスピードが要求される階級かと思います。
「うちの道場には男子軽量級の選手だったり、女子の選手もいますので、組手稽古の相手になってもらっています。稽古環境にはとても恵まれていると思います。少年部だった生徒たちも気づいたらみんな大きくなって、今大会に7名もエントリーしています。みんなで盛り上がって稽古ができていて、試合が楽しみですね」

――木村選手が、出場選手のリーダー的な立場なんですね。
「裏師範と呼ばれています(笑)」

――裏女番長みたいですね。この階級は、木村選手と並び、浅古選手が優勝候補として名前が挙がっています。冒頭で意識している発言もありましたが、どんな評価をしているのでしょうか。
「第1回国際大会の決勝で初めて対戦しましたが、私に勝つことを意識していると思います(本戦4-0で木村の勝利)。手数が多く前へ出てくる選手なので、打ち負けないようにしたいですね」

――他に気になる選手はいますか?
「神谷優良選手とは対戦したことがないのですが、突きが強そうですね。あとは、増山愛理選手とはジュニア時代に何回か対戦した経験があります。いま対戦したら、どうなるのか楽しみです」

――拘るのは、効かせて勝つ組手ですか。
「そこは譲れないですね。勝つことが一番ですが、勝ち方も大切にしています」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

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第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

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