前平斗真「 あらゆる面で前回大会よりもパワーアップした姿を見せたい 」


── 準優勝をはたした前回大会を、あらためて振り返ってみていかがでしょうか。
「緊張しすぎて『心ここにあらず』という感じでしたが、一戦一戦全力で闘い結果的に準優勝をつかめたことはうれしかったです。しかし、あと一歩のところで優勝をつかみきれなかったのは唯一の心残りです」

── 前回大会の決勝戦では二度注意を取られてしまいました。
「勝負を急ぎすぎてしまったのもありますが、緊張から頭が真っ白になってしまって反則を取られてしまいました。今大会はより心に余裕を持って試合に臨みたいと思います。自分の持ち味は接近戦なのですが、そこで手が止まってしまうとどうしても注意をもらう可能性があるので、つねに突きを出せるように筋トレや体力トレーニングを積み重ねてきました」

── その後、新極真会第54回全日本大会にも出場されました。
「三回戦の相手が重量級の多田大祐選手だったこともあり、相手の圧力に耐えるのに必死で自分の組手がまったくできなかったのは反省点です。また体重を一回り重くして臨んでいたため、体が追いつかなかったというのが正直なところです。今回はまた減量を挟むことになりますが、あらゆる面で前回大会よりもさらにパワーアップした姿を見せたいです」

── さらなる高みに向け、3月には新極真会が主催した強化合宿に参加しました。新たな発見や手ごたえは感じられたでしょうか。
「世界トップクラスの師範の方々から指導やアドバイスをいただくだけではなく、トップ選手とも組手稽古をさせていただきました。とても充実した内容で貴重な時間を過ごせたと思います。とくに師範方から組手のコンビネーションをじっくり教わったので、自分の組手に取り入れられるよう日々、取り組んできました」

── 今年も全階級で最多の77名がエントリーしています。トーナメント表を見て、どのような感想を持たれましたか。
「まずはトップシードに自分の名前があることに驚きました。『多くの選手から追われる立場なんだ』と、さらに気が引き締まりました」

── とくに意識される選手はいらっしゃいますか。
「前回大会の準決勝で対戦した同門の大坪裕希選手はとくに意識しています。前回は何とか自分が勝つことができましたが、どちらが勝つかわからないというのが正直なところです。一緒に稽古をさせていただく時は、つねに決勝で闘うことを想定して組手稽古をさせていただいていたので、決勝戦での対戦を実現できるように勝ち抜きたいです」

── ただ強豪選手も多いですし、勝ち上がるのは容易ではありません。
「準々決勝で対戦する可能性のあるノーティーカラテアカデミーの糸谷佳幸選手は一度も闘ったことがないのですが、大会の映像を見る限り打ち合いに強い選手という印象で警戒しています。また一度敗れている平木楓選手だったり、自分が小さい頃からJFKO の国際大会や全日本大会で活躍されている河瀬惇志選手も警戒しています。河瀬選手とは順調に勝ち上がれば準決勝で当たるので、一度闘ってみたいという気持ちもあります」

── 幼い頃に活躍していた選手と闘うチャンスがあるというのは夢があります。
「稽古や試合を全力でやり続ければ、目標や夢を叶えられるということを最近強く実感しています。現在は指導員もさせていただいているので、今大会で優勝して新極真会の世界大会に出場する姿を小学生や中学生の道場生に見てもらって、『空手を続けたい』『うまくなりたい』と思うモチベーションにしてほしいですし、その中から新しい芽が出てきてほしいです。道場生に希望を与える活躍をしたいと思います」

所属:新極真会 福岡支部
第7 回JFKO 全日本大会軽中量級準優勝(2022年)

第8回全日本フルコンタクト空手道選手権大会
【開催日】5月20日(土)・21日(日)
【会場】エディオンアリーナ大阪
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