北島悠悠氏に関する対応について
2025年6月1日に開催された第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会、男子中量級準々決勝戦第4試合の判定を巡り、北島悠悠氏によるSNS上での著しく礼を欠く発言が確認されました。
当該試合では、一方の競技者の膝蹴りが相手選手に着撃した部位の判定を巡り、大会審判長の要請によりVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)制度が適用され、主審と副審4名、ならびに監査員4名を含む関係者の協議を経て、「有効打(技あり)」と裁定されました。
この審判団は、本大会規約に基づき、客観的な視点と公正な姿勢をもって審査を行っており、その判断に疑義は一切ございません。
同年6月20日に開催された本連盟理事会においても、当該試合を含む複数の再検証を行った結果、当該試合のVAR判定に関与した審判団および監査員、審判長の判断が適切であったことを全会一致で確認しております。
一方で、北島氏が当該判定に関してSNS上に投稿した一連の発言および映像は、当該審判団および本連盟役員に対する公然たる侮辱を含むものであり、さらに大会当日にも会場内において大声で不適切な発言を繰り返していたことが確認されています。
こうした行為は、武道における礼節を著しく欠き、競技の公正性や審判制度の信頼を損なうものであり、また教育者としての倫理観を著しく欠いたものとして、厳しく指弾されるべき行動であります。
つきましては、本連盟はこれらの事実を重く受け止め、北島氏に対し、本連盟が主催または主管するすべての大会・行事への立ち入りを禁止する措置を講じることといたしました。
本連盟は、すべての選手・指導者・審判が武道精神に則り、互いを尊重し、節度をもって競技に臨むことを原則としています。今後も安心・公正な競技環境の整備に努めるとともに、審判制度の不断の向上を図ってまいります。
関係各位におかれましては、本声明の趣旨をご理解賜り、引き続きフルコンタクト空手界の健全な発展にご協力をお願い申し上げます。
2025年7月2日
公益社団法人
全日本フルコンタクト空手道連盟 理事会