自分の持ち味は積極的に前へ出て攻める ことなので、意識して闘うようにします―江口雄智 ゼッケン251

――WFKOの延期に伴い、JFKOへ参戦する形になりました。
「コロナ禍の中で海外から日本へ選手が来ることが難しい状況では、仕方ないと考えています。延期の話を聞いて、すぐにJFKOへ気持ちを切り替えました」

――今回も軽重量級へエントリーしていますが、この階級は同じ新極真会の多田成慶選手の台頭もありますので、さらに混戦模様となってきました。後輩の多田選手については、どんな評価をされていますか。
「前回の新極真会の全日本大会では、自分のことが精一杯で後輩の面倒を見てやれませんでした。あとで試合映像をゆっくりと見て、彼の圧力がトップクラスにも通用することができてよかったと思いました」

――尊敬する先輩と、JFKOの決勝で対戦したいと語っていました。
「この階級は強豪が揃っていますので、無差別の全日本大会とは違う意味で勝ち進むことが難しいと思っています。決勝の対戦が実現できるようにがんばります」

――新極真会の全日本大会は、他流派の台頭が目立ちました。その中で迎えるJFKO全日本大会は、どんな心境なのでしょうか。
「危機感を持っています。コロナの影響でトップ選手が揃っていない状況ではありましたが、伝統ある新極真会の全日本大会に4人も他流派が入賞したのは、悔しい気持ちと申し訳ないという感情のふたつがありました。とくに表彰式では、新極真会の選手が少ない状況を見て、あらためて危機感がわきました」

――今大会では、新極真会全日本大会の上位に入った他流派選手も出場していますので、ライバル心は強いでしょうね。
「一方で、逆説的になるかもしれませんが、あまり他流派を意識し過ぎてもダメだなと思いました。意識し過ぎると、相手のペースに合わせてしまう場面も出てきます。自分の組手をすることが一番大切なので、相手に合わせるのは違うなと思っています。自分の組手をして優勝すれば、自然と他流派を止めることにつながりますので、そこだけにフォーカスするようにしていきます」

――たしかに相手の組手ばかり意識してしまうと、自分の長所が消えてしまうこともあるのでしょうね。
「そうならないように、ブレないで自分の動きに集中していきます」

――新極真会の全日本大会はダメージが大きかったように見えましたが、今回への影響はないですか?
「万全の準備はできました。全日本大会を振り返ると、ただガムシャラにやるだけではなく、ケアの大切さを痛感しました。アクセルだけ踏んでいたら、やがて車は壊れてしまいます。ブレーキを踏むタイミング、メンテナンスの重要性を学ぶことができました。じつは全日本大会後、2ヵ月間、休養にあてていたんです」

――休養ですか? その期間は、まったく稽古をしなかったのでしょうか。
「軽く走る程度ですね。本格的な稽古はしていませんでした。これだけの期間を休むのは初めてでしたが、その分、試合の動画を見て分析する時間にあてました。新極真会の世界大会や全日本大会、自分の試合を含めて見直しました」

――気づいた点はありましたか?
「試合に勝つ選手は、自分から積極的に攻めていました。自分から攻めることの大切さを再認識しました」

――江口選手は、いつも自分から積極的に攻めているように見えます。
「勝っている時は、そうですね。でも勝てない時や、なかなか差がつかない時は、相手に合わせ過ぎて自分から攻めないことが多いです。自分の持ち味は、積極的に前へ出て攻めることなので、意識して闘うようにします」

――大きな期待がかかっています。
「最後まで自分が優勝するという強い気持ちを忘れずに、試合に臨みます」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

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第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

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