優勝を狙うのは当然ですが、新極真会の 強さを証明したいと思っています― 島本一二三 ゼッケン202

――今大会はシード選手として、優勝候補に名前が挙がっています。第1回国際大会では軽重量級ファイナリストになりましたが、意気込みを聞かせてください。
「優勝を狙うのは当然ですが、新極真会の強さを証明したいと思っています」

――これまでとは違う思いですか?
「もちろん毎回、同じことを思って試合に臨んでいますが、今回はさらにその気持ちが強いです」

――新極真会の第52回全日本大会の結果を踏まえての発言ですか?
「はい。僕たちは新極真会の選手ですから、自分たちの全日本大会で他流派の選手が4人も入賞したことは事実として受け止めつつ、悔しい思いがあります。とくに自分は、他流派の選手を止められなかったので、尋常ではない悔しさがありますね」

――後藤優太選手と四回戦で対戦しました。
「大会を通してリラックスできて、いい感覚で闘うことはできました。でも、その一方で、変に落ち着き過ぎたようにも思いました。とくに後藤戦は、気持ちを先走らないように意識し過ぎた影響からか、少し引き過ぎてしまいました。もっとガチンコで勝負すれば、違う内容になったように思います」

――後藤戦は、もっと打ち合うことを想定していたわけですね。
「そうですね。出入りをうまく使い分けて、接近戦で打ち合うことが作戦でした。ヒザ蹴りを狙っているのはわかっていたため、警戒し過ぎました。あれだけのリーチ差がありますので、接近戦になると相手が足を軽く上げただけで、ヒザが顔に届いてきます。もらわないように落ち着いて防御をしているうちに、結果的に向こうに勢いをつけさせてしまいました」

――前回は無差別の大会。今回は後藤選手と対戦することはないですが、やはり他流派選手への対抗心は大きいですか?
「出場選手全員がライバルなので、誰ということはないですが、新極真会の強さを見せたい思いがあります。そのためにも自分が優勝することだけに集中します」

――弟の島本雄二選手は、東京で道場を出していますので、離れているんですよね?
「自分は広島にいますので、稽古は一緒にやっていません」

――試合に影響しませんか?
「新極真会の全日本大会の時は、初めて弟と稽古をしない状況で試合をしましたが、とても新鮮でした。互いに離れて稽古をすることで、どんな発見があるのか楽しみにしていましたし、この場合は雄二だったらどうするかなど、想像力を膨らませて考える経験ができました」

――では、デメリットはなかったと。
「感じなかったですね。むしろプラスになった面が多かったように思います。組手稽古の動画を雄二に送って、意見を言ってもらえましたので、とても参考になりました」

――今回の軽重量級は、前田勝汰選手と加藤大喜選手の新極真会のトップランナーふたりが出場していませんが、相変わらずの激戦区になっています。
「新極真会を代表するふたりが出場していないのは残念ですが、その分、自分たちが勝たなければいけないと思っています。激戦区と言われますが、この階級で闘い続けてきましたので、自信はあります」

――つねに引退の言葉がついて回る年齢になってきましたが、ご自身ではどう捉えていますか?
「試合が終わるごとに、いつも課題が出てきます。まだまだ伸びしろがあると思っていますし、自分が納得いく理想の組手はできていません」

――理想の組手とは?
「大濱(博幸)師範が言われる『打たせずに打つ組手』です。引退するまでに少しでも理想の形に近づけるよう、納得できるまで挑戦を続けたいですね。今大会で理想の組手を目指しながら、優勝をはたします」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

大会情報ページはこちらから↓↓



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

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