ケガも回復し、今までの中で 今が一番強いと思っていますー山口翔大 ゼッケン288

――3連覇に挑む大会となりました。
「調子はいいです。ケガもなく、順調に仕上がっています。目標は、もちろん優勝しかないです。出場選手は強豪揃いですが、自分の中では、(2連覇しているという)立場的に見ても、優勝しか認められないという気持ちが強いですね」

――コロナ禍に見舞われて1年以上が経ちました。その間のトレーニングは、どのようにしていましたか?
「基本的に日頃から対人でのトレーニングが少なくて、ひとりでトレーニングすることが多いため集中できる環境がつくれていると思います。良い意味で自分を見つめ直す時間ができましたし、リフレッシュできました。試合がない期間でケガも回復し、今までの中で、今が一番強いです」

――自分を見つめ直す時間ができたようですが、気づいたことや見えてきたことはありましたか?
「試合に出るのが当たり前になっていて、そのような期間が長かったので、トレーニングの強度を上げきれずにやっていた時もありました。しかし、コロナ禍で試合がない期間が長くなるにつれ、いかに空手が生活の一部になっていたか、人生の一部になっていたかを再認識しました。5歳から空手をやってきた自分にとって、生活の一部、人生の一部が欠如してしまっているといった感じでした」

――トレーニングで新たに取り入れたことはありましたか?
「クロストレーニングとしてキックボクシングを取り入れました。空手よりキックボクシングは距離が遠いので、駆け引きや間合いの取り方、細かいフェイントの技術だったり、自分が今までやっていた駆け引きの考え方に変化がありました。これまでも自分の限界値と向き合ってやってきたつもりでしたが、新しいものを取り入れることで、まだまだ限界が先にあるという気づきがありました。自分の幅というか、深みというものが広がったと思います」

――強豪揃いの出場選手ですが、とくにライバルに挙がる選手がいます。まずは、前回大会で勝利した入来建武選手の印象を聞かせてください。
「前回大会では本戦で勝つことができましたが、紙一重の部分があったと思います。自分の戦略がたまたまはまっただけで、実力は拮抗していて一切気が抜けない相手です。お互いに研究はしていると思いますし、今から闘いは始まっています。ぶっつけ本番のような状況なので、どこまで自分の力を発揮できるかが重要になってくると考えています」

――順当に勝ち進むと準決勝で対戦する可能性がある亀山真選手には、どのようなイメージを持っているでしょうか?
「粘り強くて、あきらめないタイプの選手だと思います。前回は再延長に入って、ギリギリで勝つことができました。まったく油断ができない選手ですね」

――外国勢のような体格を持つ後藤優太選手は、着実に実力を伸ばしていますね。
「後藤選手はKWF国際大会で1度負けている選手です。イメージとしてはフィジカルが強く、出場選手の中ではポテンシャルがずば抜けていると思います。しかし、まだまだ若い選手なので技術と経験でキッチリ勝ち切らないといけません」

――松井派全日本王者の髙橋佑汰選手が初出場しますが、どんな印象ですか?
「今までは対戦する可能性がなかったので、空手ファンとして映像を見ることしかなかったのですが、対戦することになると話は別です。JFKOの代表として絶対に勝たなければならない責任、思いがあります」

――今大会で重量級3連覇の偉業に挑めるのは、山口選手に与えられた特権です。
「あまり余計なことを考えず、目の前の選手に集中し、自分が一番強いということを一つひとつ証明していくことが3連覇につながる道だと思います」

ライブ配信チケット情報

今大会はTIGETとLINEライブビューイングでライブ配信を行います。

TIGET
初日チケット
決勝日チケット
TIGETは両日配信です。初のマルチアングルビューを導入し、初日は4試合場を選択して視聴できます。二日目はマルチアングルで従来のアングルに加えて見たい選手を選んで視聴できます。
視聴料
各5,599円(チケット5,500円+システム手数料99円)

LINEライブビューイング
LINEライブビューイングは決勝日のみの配信です。(こちらはマルチアングルではありません)
視聴料
4,620円(チケット4,400円+システム手数料220円)

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第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会はスポーツ振興基金助成事業です。



第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会ドーピング検査はスポーツ振興くじ助成事業です。

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