冨村日花「夢を叶えるためにはJFKOでの優勝は必須だと思います」


── 前回大会で準優勝。その後も新極真会の第7 回世界ウエイト制大会で優勝するなど、昨年は飛躍の1 年となりました。
「目標のひとつを叶えることができて非常にうれしかったです。大会後に道場で祝勝会を開いていただいたり、一日鉄道警察隊長を務めさせていただくなど、貴重な経験もたくさんさせていただきました。今でも多くの方が『おめでとう』と言ってくださるのはありがたいですし、より一層気が引き締まります」

── 大学受験を経て半年ぶりの試合出場となった第2 回JFKO青少年大会は、惜しくも準優勝という結果に終わりました。
「 『JFKO全日本大会の前に必ず優勝する』という意気込みで臨んだのですが、世界ウエイト制大会以来の試合ということで緊張しましたし、中量級から重量級に上げたことでプレッシャーも感じていました。重量級の選手が相手でも自分の動きを貫こうと思っていましたが、無意識のうちに変に力が入ってしまったのが敗因だと思っています。しかし、大会を通してさまざまな課題を見つけられたので、そこはプラスにとらえています」

── 結果を受け止めて、前向きに準備をしようと思われたのですね。
「 決勝が終わった直後は『やってしまった』と、とても落ち込みました。しかし木元正資師範や稽古をともにしてきた道場生に励ましの声をかけていただいたことで、『このまま落ち込んでいてはダメだ』と前向きな気持ちを持つことができました。試合の中で見えた課題と向き合いしっかり反省もしましたが、必要以上に結果を重く受け止めすぎず負けた次の日から今大会に向けての準備を始めました」

── 大会後は新極真会が主催した強化合宿にも参加されました。
「多くの先生方から直接指導をしていただきましたし、世界トップクラスの選手とも稽古をさせていただきました。本当に貴重な時間を過ごさせていただいたと思います。合宿を通してさらに『強くなりたい』という意識が燃え上がりました」

── 合宿後には今大会のトーナメント表が発表されました。
「いよいよ始まるという強い実感と、前回大会と同じく諸流派の強い選手が並んでいたので、より気が引き締まりました」

── その中で、とくに意識する選手は誰でしょうか。
「いかなる空気になっても動じない、落ち着いた組手が印象的な石野まこと選手です。前回大会の決勝では延長戦で負けてしまったので、今回は本戦決着でリベンジをはた
したいと思います」

── 石野選手以外にも力のある選手が顔をそろえています。
「同じ新極真会の選手だと、関東強化稽古で一緒に稽古をしている小嶋夏鈴選手と対戦してみたいです。試合では一度も当たったことがないのですが、鋭い蹴りと軽快なステップを活かした展開の速い組手を得意としている印象です。順当に勝ち上がることができれば、準々決勝で当たる可能性がありますので、お互い勝ち上がって闘いたいと思います」

── 初戦から気の抜けないトーナメントになりますね。
「 新極真会以外の選手ですと、初めてJFKO 全日本大会に出場した時に負けてしまった富野真麻選手や、前回大会3位の渡部はるあ選手、そして準決勝で闘った水谷恋選手など闘ってみたい選手がたくさんいます」

── 今大会の結果次第では新極真会第13回世界大会の代表権を獲得できるかもしれません。
「日本代表として無差別の世界大会で優勝することが、小さい頃からの夢です。その夢を叶えるためにはJFKO全日本大会での優勝は必須条件だと思うので、どんな相手が来ても勝利して必ず優勝したいと思います」

所属:新極真会 神奈川東横浜支部
第7 回JFKO 全日本大会軽中量級準優勝(2022年)
第7 回全世界ウエイト制大会中量級優勝(2022年)

第8回全日本フルコンタクト空手道選手権大会
【開催日】5月20日(土)・21日(日)
【会場】エディオンアリーナ大阪
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